GOT 人物考察① ティリオン・ラニスター

ティリオン・ラニスター

智謀の士であり誇り高き男

最終階級:王の手

最終結果:生存

【ネタバレあり】

GOT、最終章をついに見てしましました(飛行機内で)
前評判では、「最悪の出来」だの「取り直しの署名を開始」だの
さんざんな言われようでしたので、どんなもんかと思い、ワクワクしながら見ました。



前評判どおり





といっていいでしょう。すくなくとも納得のできる最後ではなかったです。
まあ、最終章の感想は別に書くとして、
(というか各シリーズの考察も途中です)
物語が完結したので、それぞれのキャラクターがどういう人物だったのか考察していきたいと思います。やりたかったんですよこれ。

なぜなら、GOTの登場人物はそれぞれが個性と目的を持っていて、特徴的だからです。決してコピペ的な人物ではない。そこに考察する意味があります。
かといって、8年以上もかかった大作ですから、途中でやってもあまり意味がない。やっと最終話を見れたので考察できます。

ティリオンはGOTの中心的な一族であるラニスター家に所属しています。先天性の生涯で、身長が小さいですので、バリバリ戦闘するキャラではなく知恵を使って、数々の困難を生き延びていきます。
本作屈指の人気キャラクターとのことです。

【外見の変化】

まずは外見の変化を見ていきましょう。





そういえば最初は金髪でしたね。
ラニスター家は全員、金髪がトレードマークですからね。
 途中から



濃い茶色の髪になり、ひげがもっさりと生えます。
金髪でなくなったのは、ラニスターからの脱却という意味なんでしょうか?
それともメイクがめんどくさくなった?

加えてスタニス・バラシオンとの戦いの最中に暗殺されそうになり、顔にひどい怪我を負います。(原作だと鼻がもげる)
外見の変化は大きいほうですね。



【内面の変化】

大きく変化します。
 
初登場時は、皮肉をよく口にし、娼婦を買いまくるイメージが強く浅薄な感じでしたが、山の民との交流、サーセイによる暗殺未遂、シェイの裏切り、実父の暗殺、そしてデナーリスとの旅がティリオンを大きく変化させました。

最終的には、民を思うよき「王の手」となりえました。
 いつの間に「民思い」になったんでしょうね。
序盤のほうはそうでもない。
 もともとハンディキャップを負っているので、そういった子供や老人や障碍者などへの意識はあったようです。
この点、サーセイは「民は虫けら」くらいにしか思っていないw
意識はあったものの、政治家として政策どうこうという具体的な描写はあまりなかったように思います。

忠誠心の違い
ほかのキャラが「王」に忠実に仕えることを誉にしているのに対し、彼とヴァリス公は「民」を最も優先順位の高いものとして考えている。これはほかのキャラと一線を画すところですね。
結果として、ティリオンは最終的に政治方針の異なるデナーリスを除外するほうに動きます。
このあたり、もっと早く、それこそヴァリスと一緒になって行動していればGOT屈指の頭脳の持ち主二人なんですから、どうとでもなったっしょと思ってしまいます。

 いずれにせよ、GOTでは貴重な「善」キャラでしたから人気も高かったですね最後まで。




【能力】45/60

武勇  4  ★★★★☆☆☆☆☆☆
統率  7  ★★★★★★★☆☆☆
内政  9  ★★★★★★★★★☆
外交  9  ★★★★★★★★★☆
知略  8  ★★★★★★★★★☆
人間性 8   ★★★★★★★★☆☆

個人的な戦闘力は高くない(といっても盾を使って敵を殺害している)彼ですが、山の民を率いた統率力は高かったですね。
内政、外政ともに高い能力を発揮していました。知略ではヴァリスにはデナーリスの本性を見抜けなかった点で一歩劣るかもしれません。
人間性は高いですね。優しい。
感情移入しやすいキャラでした。良キャラなのは間違いありません。






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