S3E6 登壁

S3E6 登壁
"The Climb"

※ネタバレを含みます

●サムとジリ

クラスターの砦(小屋)でナイツウォッチの隊員はクーデターを起こし、モーモント総帥とクラスターを殺害。サムはジリとその子供(クラスターの息子、すなわち近親相姦)と壁へ逃げる。サムは、壁の様子についてジリに説明するが、ジリは簡単に信じない。

ジリにはクラスターの砦のみが世界だったのだろう。中世の世界では自分の村のみが自分の世界だったということも珍しくなかったのだ。


●ブランたち(北部のどこか)

オシャとミーラ・リードは口喧嘩ばかりしている。(ウサギの皮をどちらが上手に剥くかっていう話で)グリーンサイトと呼ばれる能力をもったジョジェンは発作を起こしてしまう。

説明しよう。グリーンサイトとは動物に憑依してその視覚を得たりなんやかんやできる能力である。
ちなみにブランはその能力がちょっと開花しつつある。

●ジョンたち(壁)

 ジョンたち野人の軍勢は、壁の攻略にに取り掛かる。



 まさにクリフ・ハンガーである。
途中で壁の一部が崩落し、ジョンやイグリットが宙づりになるという定番のアクシデントが起きて、ふうアブねえ!!な状況もあるが無事に登壁に成功する。

最高にきれい


●アリアたち

 アリアは旗印なきブラザーフッド団と一緒に旅をしている。
 そこへメリサンドル(赤の女祭司)が通りかかる。高地ヴァリリア語で会話するミアのソロスとメリサンドル。メリサンドルはソロス(もと火の神の祭司らしい)のことを知っているらしい。
ソロスはドンダリオンが、マウンテンに殺害されたとき神に祈り、そうするとなぜかドンダリオンはよみがえり、それ以降ソロスは改めて信仰の道に戻ったのだという。

メリサンドルがブラザーフッド団を訪れた理由は、ロバート王の落とし子(彼の血を引いている)であるジェンドリーを手に入れるためであった。 
抵抗するがむなしくもなすすべのないアリア。

「また会いましょう」

そういうとジェンドリーを連れてメリサンドルは去っていった。



●拷問されるシオン

 ついに本性を現したサイコパス。
 サイコパスはシオンとゲームを始める。

彼の名前と拷問している目的を当てられたらシオンの勝ち
指を切り落としてくれと頼んだらサイコパスの勝ち

という残虐ゲーム。シオンはあてずっぽうにカースタークといい、サイコパスは当たったようにみせかける。

これ何の意味があるのかとお思いになるだろうが、何の意味もないのだ。
ただの暇つぶしである。なぜなら彼はサイコパスなのだ。

シオンの小指を痛めつけ、その肉と皮を剥ぐ。
シオンは耐えかねて小指を切り取すよう懇願する。


●ロブとあれこれ


ロブは自身の手でカースタークを処刑したため、彼の部隊が離脱し手勢が半減してしまう。その穴を埋めるためロブはフレイ公と共闘するため交渉に臨むが、ロブが婚約をフイにしてしまったので、フレイの要求をことごとくのまざるを得ない。

フレイ公はエドミュア・タリーとの婚姻を条件とするが、相手の器量次第という謎の要望をエドミュアは出し、婚姻を渋るw




●ジェイミーとブライエニー


ロブの旗手であるボルトン公にジェイミーとブライエニーは捕縛されるが、ある程度の礼節を持って遇される。ジェイミーは南部への送還を認めたものの、ブラ家には反逆へのほう助罪として処罰するとボルトン公は主張する。


●キングズランディングにて

 タイウィンはオレナばあちゃんに、サーセイとロラスの婚姻を持ちかけるがオレナばあちゃんは拒絶する。お互いにロラスの男色やサーセイの近親相姦について暗喩して牽制しあう。
どうしても同意しないばあちゃんに対して、タイウィンはロラスをキングズガードに任命すると脅迫する。
※ちなみにキングズガードに任命されると、妻帯できなくなるため子孫を残せなくなる。

彼女が幸せになる日は来るのだろうか

 サンサは王都に来る前、城から出たことがなかったらしい。
ロラスはそんな彼女をハイガーデンに連れて行くと言い、サンサはキュンキュンである♡裏で画策が進んでいるとも知らずに・・・ 

もう一方のタイウィンの策略、ティリオンとサンサの婚姻も着実に進んでいた。
ティリオンはサンサと結婚することとなったことを告げに彼女の部屋に向かう。

そこにはティリオンの彼女、シェイがいたのだ・・・

「気まずい」(;´・ω・)

さすがのティリオンもこう思ったのである。 

一方、玉座の間では ヴァリスとリトルフィンガーがお互いの手の内を牽制しあう。
リトルフィンガーがサンサとともにキングズランディングを去る戦略をヴァリスにつぶされたため、ヴァリスに情報を流した娼婦のロス(リトルフィンガーの娼館で働いていた)をジョフリーのボウガンの的に提供し、殺害させた。

リトルフィンガーは言う

 「混乱は穴ではない。混乱ははしごだ。登ろうとする者は堕ち、二度と登れはしない。堕ちて壊れるからだ。登るチャンスを与えられるものもいるが、みな断る。みな王国にしがみつく、あるいは神々に、あるいは愛に、幻想に。はしごだけが現実。あるのは登ることだけ・・・。」

現実を直視するものだけが成功を手にするということだろうか。だが手にしようとすれば堕ちて、二度と這い上がれなくなるのだ・・・。
だが、それでも登らねばならない。



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