S2E6 古今の神々

●S2E6 古今の神々

“The Old Gods and the New”


●ウィンターフェルにて

”返り忠”シオンの攻撃により、ブランしかいなかったウィンターフェルはあえなく陥落してしまう。シオンはかつてウィンターフェルで人質生活を送っていたのだから、この城の様子や弱点を知悉していたことは間違いない。

シオンはエダードの庇護を受け、世話になっていたにもかかわらず、スターク家を裏切ったのだ。そのためスターク家の家臣や民は当然、シオンに悪感情を抱いている。

その中で最も激しい反抗を示したのが、サー・ロドリックである。
シオンは部下の手前、彼を処刑することを決断するが、それは彼とスターク家に修復不可能な溝を作ることとなる。

ブランや家臣たちの反応からして、ロドリックは有能で慕われていたのだろう。
シオンは自らの手で彼を処刑しようとするが、彼の剣の質、そして腕の未熟さが相まって、エダードのようには一撃で絶命せしめることはできなかった。
これは多大な苦痛をロドリックに与えたことだろう。

日本においても切腹における介錯は名誉なこととされ、腕の立つものが選ばれることが多かったという。このシオンの無様なシーンは彼の未熟さを表現しているに違いない。

えー

その後、お間抜けなシオンはオシャのハニトラに引っ掛かり、ブランとリコンの脱走を許してしまうんですねー

ブランとリコンの身柄の確保はシオンにとって生命線。
それに逃げられるとは・・・

●壁の北にて

ジョンはハーフハンドのコリンたちと斥候に向かっている。
ジョンは死を恐れないというような内容なことをコリンとの会話で彼に話すが、コリンは心臓が脈打つ限り生きろとジョンに伝える。

壁の北での死線をくぐってきた彼は、大義名分や見栄に執着しない真の戦士なのであろう。

野人の小集団をジョン達が襲撃し、そこでイグリットにであう。
ジョンは女であることを理由に殺害をためらう。彼らはイグリットを尋問し、マンスレイダーの大軍が壁に向かっていることを聞き出す。

情報を手に入れて用なしになったイグリットの殺害はジョンに任される。
が、彼は彼女を殺せない。





「思いっきり振り下ろしなさい。ジョン・スノウ」



キーン!(岩に剣が当たる音)


ジョンは、剣を振り下ろすが、彼女を殺せなかった。

一瞬の隙を突き、イグリットは脱走。

ジョン、大失態である。

ジョンは頑張って彼女を追いかけ、なんとか追い詰める。

が、またも殺せないw

そんなこんなで日も落ちて、ジョンはイグリットとくっついて寝ることになる(ふきっさらしで)


あっ・・・

そういえばジョンは童貞だったね・・・



●ラニスターの陣(ハレンホール)

ラニスターの陣営で幕僚会議が開かれている。
その席で誤って敵陣に手紙を送ってしまった将が更迭される。

どうやら中世ヨーロッパと同じように識字率は低いようだ。
当時のヨーロッパ並みとしたら5~10%程度か。

軍議の後、リトルフィンガーが部屋に入ってくる。
そう、部屋ではアリアが給仕をしており、リトルフィンガーはもちろん彼女の顔を知っている。アリアは必死で顔を見られないようにする。

リトルフィンガーが持ってきた話は、タイレルとラニスターの同盟であった。
大陸でもっとも裕福なラニスターと次に豊かなタイレルが結託すれば、極めて強大な軍勢となるだろう・・・



ちなみにジェイミーは鏡文字の生涯があったらしい。



●キャスタリーロックにて

ミアセラ(サーセイの娘)はドーンへ同盟のため輿入れする。
ちなみにこの時点でバラシオン(事実上、ラニスター家)とドーン、タイレルの同盟が進んでいることになる。もしこの同盟がふたつとも成功すれば、南部の強大なニ家を味方にでき、バラシオンは後顧の憂いを断つことができる。

いや、さすが。さすがは希代の謀略家であるティリオンである。
敵はもはや南部連合スターク軍と狂信者ロバート・バラシオン(と脳筋イカ)だけだ。その外交手腕は素晴らしい。

市街地では民衆がジョフリーに罵声を浴びせかける。
そう、ジョフリーは決して民衆に慕われてなどいないのだ。

「食べ物をくれ!!」


為政者は、民衆の支持あってこそ、税を納めるものがいるからこそその地位を保っていられるというのに、生まれつきボンボンのジョフリーにはそれがイマイチ理解できなかったらしい。

為政者は、食糧と外敵奈良の防衛を保証する代わりに民衆から税金を徴収する。
食料と防衛が保証されなければ、簡単に民衆は為政者を殺すだろう。

民衆の誰かが、ジョフリーに牛のうんこを投げつけ、それをきっかけに暴動が発生する。

うんこ


もし、仮に民衆の10分の1が手に手に武器を持って軍を襲撃したらどうなるだろうか。


軍は間違いなく敗北する。
これは現在の我々の世界でも同じだ。

ジョフリーを護るはずの兵たちは次々に民衆に襲われていく。
高位のセプトン(司教)も餌食となる。

あほなジョフリーは、まだなぜこうなったのかが理解できないのでティリオンに怒られる。


サンサは逃げ遅れ、民衆に強姦されそうになるが、そこに本作屈指の剣士であるハウンドが助けに入り、事なきを得る。

あれ?コイツいいやつなんじゃね?



●クァースにて

 クァースのお金持ちであるザロは何としてもデナーリスと結婚したい。
ザロよりお金持ちっぽい香辛料の商人はなんやかんやと理由をつけてデナーリスの要請を断る。

まあ、このデナーリスもちょっと勘違いしてるよね。



 「私が戻れば正当な女王のため人民は立ち上がり、戦う!!」





・・・はい。妄想ですね。


人民は自らを庇護してくれる者のために戦うことはあっても正当性のために戦うことはないんです。(楠木正成を除く)

力なき正義は非力だ。

デナーリスは残念ながら歴史書を読んでいないらしい。

香辛料の商人も投資という観点からいえばデナーリスに助力する理由はないんだよね。

残念ね(´;ω;`)ブワッ

その後屋敷に戻ると何者かによって、兵たちは惨殺されドラゴンは連れ去られていた。

●北部連合の陣にて(ツインズ城)

ロブはシオンの裏切りをまだ知らない。
 知ったら彼は自分の失策をどう思うだろうか。
(シオンをパイクに派遣したのはロブ)

ついに使いガラスがロブの元へ届き、ウィンターフェル失陥が伝えられる。
ロブは自ら北へ戻るというが、ルース・ボルトンがその軽挙をいさめる。
いまロブが陣を払い北部まで後退すれば、戦の潮目は変わってしまうだろうからだ。その点、ボルトンはできる参謀だといえる。




画像はゲームオブスローンズ(S2E6)のものです。



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