S1E9 ベイラー大聖堂
●ペイラー大聖堂
※先のエレベーターのネタバレも含みます!
・キングズランディングにて
エダードは明かりもない地下牢で、いまだ幽閉されている。エダードのもとを、ヴァリスが訪れ、サンサがエダード(サンサにとって父親にあたる)の助命をジョフリー王に嘆願したこと、ロブが反ラニスターを掲げ挙兵したことを伝える。
エダードはヴァリス(諜報機関の長)に目的を尋ね、ヴァリスは答える。
「(目的は)平和です。」
ヴァリスは七王国での戦乱を回避するため、エダードに王への帰属を求めている。エダードは、誇りを失って王に跪くよりもよりも死ぬことを選ぶだろうという。
・ツインズ城にて
フレイ家はトライデント川にかかるツインズ城を600年に渡り守っている。一応は、タリー家の麾下となっているが、先の戦争で日和見を決め込むなど、忠実であるとはいいがたいのが現状だ。
フレイ家の長はウォルダー・フレイといい、90を超すじじいである。
じじいではあるが、好色で若い嫁さんがたくさんいる。
このウォルダーじじいは結構計算高く、祖先同様フレイ家を生きながらえさせることに成功している。
さらに、トライデント川は川幅も広く、船もないため渡るのにはフレイが守る橋を渡る必要があるのだ。
つまり彼は戦略上、極めて重要な場所を握っていることとなる。
この橋を渡らない限り、南部に進軍できないのだから。
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ツインズ城 |
フレイが橋を渡るにあたって、北部軍に示した条件は次のとおり。
・ウォルダーの息子、オリバーをロブの従士とし、いずれは騎士とすること
・アリアが成人後、ウォルダーの息子、ウォルドロンと結婚させること
・戦争終結後、ロブとウォルダーの娘(任意)が結婚すること
以上である。
ウォルダーのねらいは北部総督たるスターク家と強い結びつきを持つことである。おそらくは家格の上昇を狙っているものと思われる。
・壁にて
モーモント総帥からジョンは、命を助けた礼にと「ロングクロウ」という名のヴァリリア鋼の名刀をもらい受ける。この名刀は500年にわたりモーモント家に伝わっているもので、いわば家宝ともいえるものだ。
それを貰い受けるとは、ジョンはその功績を認められたといえるのだろう。
ちなみにこのヴァリリア鋼は希少金属で、非常に高価。
刃紋も独特の縞模様で、いまでいうダマスカス鋼に似ている。
エダードの大剣、「アイス」も同じヴァリリア鋼のものだ。
ジョンはサムから、ロブ挙兵の話を教えてもらう。
ジョンは自分もロブを助けるために参戦しなければと言う。
翌日、メイスターエイモンからジョンは呼び出しを受ける。
エイモンは、ナイツウォッチは世俗の闘争からは切り離された存在であることを強調し、ジョンに参戦しないよう伝える。
「人間は、代償が必要ない時には容易に義務を果たせるものだ。
だが、遅かれ早かれどんな者にもそれが容易でなくなる日が来る。
選ばねばならぬ日がな。」
このメイスターエイモン、実はエイリス狂王の叔父である。
あー。この知的な叔父さんが王だったらなあ。
と思うのは私だけではないだろう。
・海の向こうで
カールドロゴは決闘で負った傷が元で、熱病に冒され落馬してしまう。馬に乗れない王はもはや王とは言えないと家臣たちは言う。
命令に素直に従わない家臣たちを、デナーリスはなんとか脅したりしながら従わせる。デナーリスは、仮にドロゴが死んでも自分は女王であり、将来王となるべき息子を身ごもっているのだと主張するが、ジョラーはこの地では力こそすべてであり、血統は考慮されないと諭す。
七王国では血統によるカリスマで統治できるが、この地では力がすべてなのだとデナーリスは、まだ理解していないのか現実を受け入れたくないのか・・・。
デナーリスはドロゴの命を救うため、アッシャイの女魔術師に頼み、禁じられた魔術を行うよう依頼する。止めに入ろうとしたドロゴの家臣に突き飛ばされ、デナーリスは、転倒。その衝撃で子供が生まれそうになる。
・ラニスター家の宿営地で
タイウィン・ラニスターを含め幕僚たちは軍議を開いている。タイウィンはティリオンに山賊たちと先陣を切るよう命令する。
ティリオンは自身の天幕に戻ると、ブロンと娼婦に出くわす。
彼はいたくこの娼婦(シェイ)を気に入ったらしく、ずっと自分のそばにいるように言う。
ティリオン、ブロン、シェイで宅飲み(?)をする。
ティリオンの得意技は、相手を見てその人となりを当てるのが得意らしい。
それによると、ブロンは壁を越えたことがあるらしい。(仕事で)
シェイはあんまりこのゲームに乗り気じゃないらしい。
そこででてきた、ティリオンの悲しい話
16歳の時、ジェイミーと 乗馬していると悲鳴が聞こえ、半裸の女が二人の男に追いかけられているのを助けた。
ジェイミーと協力して彼女を助けた。
名前はティシャといい、 親を失っていたらしい。
当時のティリオンは酒に弱く、酔ってしまって自分が女性を苦手とすることを忘れて、彼女と床を一緒にした。
ティリオンは、彼女に恋をし、その場で求婚した。
証人となったセプトン(司祭みたいなもの)が、ティリオンの父、タイウィンにこれを密告。
ジェイミーは、ティリオンの童貞を奪うためにすべて仕組まれたことだったと明かす。その後、ティシャはラニスター兵ひとりにつき銀貨1枚という破格の値段で与えられ、ティリオンは彼女が兵に輪姦される様子を見るようタイウィンに命令されたのであった。
この一件から、ティリオンは父、タイウィンに強い憎しみを抱いているのだ。
(実はこの件はウソで、結婚を断念させるためであったことが後にわかる。)
次の日、北部連合とラニスター軍との間で戦闘がおこる。
結果はラニスター軍の勝利。
実は、タイウィンがたった2千と勘定した北部軍は、陽動部隊に過ぎなかったのだ。
1万8千の本隊はジェイミーの率いていた軍を奇襲。
ジェイミーをとらえることに成功する。
さすが、ロブはむやみに殺さずジェイミーを生かしておいたほうが役に立つと見、ジェイミーの挑発にも耳を貸さない。
ロブは、単なる戦場の勝利であり、楽観はできないと述べた。
この件から見るに、彼は類まれな戦術家であるようだ。
・ベイラー大聖堂
エダードは、北部を含め、サンサやアリアの命を救うため、最終的に自信の信念を曲げ、自信の反逆とジョフリーを王と認める。
これにより、死罪は免れる。・・・はずだった。
急遽、ジョフリーは命令を変更、制止するサーセイやサンサを振り切り、 エダードを斬首する。
ロバート王の盟友でもあり、由緒あるスターク家の長、王の手でもあったエダード・スタークはここに散ったのである。
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