S1E8 進軍
●進軍
※先のエピソードのネタばれも含みます!!
・キングズランディングにて
スタークの軍勢は先手を打ったラニスターによって奇襲を受け、全ての兵が無残に殺される。アリアはシリオに剣の稽古をつけってもらっている最中だったが、そこへもシティウオッチとラニスター兵が現れる。フル装備のラニスター兵5人を相手に木剣のみのシリオは圧倒するも、シリオの木剣は切り落とされる。
彼が生きているのか死んだのかは定かではない。
サンサはラニスター兵から逃げる途中でハウンドに捕捉される。
エダードは、地下牢に閉じ込められている。
そこへヴァリスが現れる。どうやらエダードは、かなりの時間に渡って、飲まず食わずで閉じ込められているようで、エダードは、ヴァリスからもらった水をがぶ飲みする。
もうちょっととっといたら?(;^ω^)
ヴァリスも心配そうだ。
エダードは、キャトリンがまだティリオンを捕縛していると思っており、人質交換で命だけは助かると考えていたが、ヴァリスは既にティリオンは解放されたことを伝える。
エダードは、もはや自分に人質の価値はないと悟る。
キャトリン・・・
サンサは謀反人の娘として扱われそうになるが、サーセイは兄あてに手紙(内容はサーセイが指示)を書くことで許されるだろうと言う。
王による宣言でタイウィン・ラニスターがエダードの代わりに王の手に就任する。サー・バリスタンはロバート王の死の責任を取り王の盾の総帥を解任される。彼に代わりジェイミーが総帥となる。
これにより、政務面での最大の実力者はタイウィン・ラニスター、近衛兵の長はジェイミーが就任することになり、王、摂政太后を含めラニスター家が権力の全てを掌握することになった。ラニスター家の政治力の高さがうかがわれる一件である。だが、これほど露骨に権力がラニスター家に集中しては、今後敵視を受けそうだとは思わないのだろうか。
サンサは、エダードの助命をジョフリーに嘆願するが、条件が付けられた。
それは、
自信の罪を認め、ジョフリーの王位を宣言すること
名誉を重んじるエダードがこれを受け入れるとは思えないが。
・壁にて
王都からの使い鴉によって、王の死とエダードが逮捕されたことがが壁にも伝えわる。
ホワイトウォーカーによって殺されたナイツウォッチの死体が壁に運び込まれる。死体を焼くべきだとサムは提案したが、死体は安置されることが決まる。
夜、死体が蘇り、ジョンとモーモント総帥を襲うが、ジョンが投げつけた火によって息の根を止められる。
・ウィンターフェルにて
サンサが書いた手紙が、ロブの元に届く。ロブはウィンターフェルに忠誠を誓う旗手たちすべてを集める。
軍議でアンバー公は先陣を切ることを強く要求する。
アンバーの物言いは、若年とは言え君主に対するものとはいいがたいものだった。なにせ坊や呼ばわりである。
それでもアンバーの先陣を拒否するロブに対して、 アンバーは剣を抜こうとするが、その刹那、ロブのダイアウルフが飛び掛かり、アンバーの指を二本食いちぎる。
「あなたの肉は、とても固いですな!」
指を食いちぎられながらも、ジョークにジョークで返せるアンバーはなかなかの剛の者であろう。
夜中に、ロブたちは出陣する。アンバーは、指を食いちぎられた一件いらい、ジョンの忠実な家臣となってる。
キャトリンはロブの陣幕を訪れる。 キャトリンは、戦に負ければスタークは滅びる、そうならないためにはこの戦に勝つしかないとロブを励ます。
・ヴェイル(アイリー城)にて
アイリー城にもエダード謀反の手紙が届くが、滞在しているキャトリンに伝わるのは時間がかかったらしい。キャトリンはヴェイルの協力を依頼するが、妹のライサはこれを拒否する。ティリオンとブロンはアイリー城から戻る途中で、山賊の襲撃に会う。
ティリオンは殺されそうになるが、山賊たちに見逃してくれれば必ず大金を払うとか、おちょくってみせたりと巧みな交渉で約束を交わす。
更にラニスターに協力すれば、ヴェイルの土地を渡すと約束する。(たぶんウソ)
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ライオンの指輪カッコええ!! |
このネタは、古代ローマで海賊によって捕虜にされたカエサルが、大金を払うと約束し、あまつさえ自身にかけられた身代金を吊り上げ、生き延びたエピソードが元ネタかもしれない。
そういえば、ラニスターの軍装はローマ兵に似ているなあ。
ちなみに、無事に故郷に戻ったカエサルは彼らを捕まえ処刑したという。
ティリオンは山賊(ストーンクロウ、バーンドメン、ブラックイヤー族)たちを引き連れ、ラニスター軍に合流する。
・スタークとラニスターの戦場にて
スターク軍(ロブ)は南下し、ラニスター軍に攻撃を仕掛けようとする。ジェイミーはリヴァーラン(キャトリンの故郷)を包囲しているらしい。
軍議の途中で、ラニスターの斥候が捕まえられ、ロブの前に引き出される。
ロブはこの名誉と慈悲を見せるため、斥候の命を解放する。
あほめ・・・。
ここでまた口が悪いアンバー公はロブに怒られるw
・海の向こうで
デナーリスを含むドスラクの軍は他国を侵略し、金や絹と交換するために奴隷狩りを行う 。デナーリスは強姦(?)されそうになった女を救う。デナーリスが乱取りを止めたことで、兵の間にいさかいが起こる。
マーゴというこの兵は、カール・ドロゴと決闘し、彼の胸に傷を負わせる。
・・・が、マーゴは首を切られ、そこから舌を引き抜かれ殺される。
デナーリスはドロゴに傷をきちんと治すようお願いする。
戦で敵を破った後の強奪は、古今東西行われる。
日本では乱取りと呼ばれ、金品や奴隷を戦利品として奪い取った。
これは戦に参加した兵たちへの報酬でもあり、戦に参加するインセンティブでもある。これなくしては農民から徴兵される兵たちは、命がけの戦争に参加しなかっただろう。
また、医療が発達していない時代では、傷口からの破傷風それに伴う敗血症で死に至ることが多々あったため、すぐに消毒をする必要があった。
このため、敵に破傷風を負わせることを目的として武器に糞を擦り付けて攻撃したり、疫病をはやらせるために腐乱した死体を籠城している町のなかへ投げ込むこともあったという。
ワクチンなども未発達だったこの時代、傷や疫病は恐ろしいものであったに違いない。
特に、衛星観念にとぼしいドスラク人ではきちんと消毒をしないと致命的だろう。そして、この傷が元で案の定、カール・ドロゴは死に至ることとなる。
※画像はゲームオブスローンズ、S1E8のものです。
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