S1E5 狼と獅子


●狼と獅子

 ※先のエピソードのネタばれも含みます!!


・キングズランディングにて


馬上槍試合でマウンテンに首を貫かれて死んだ、サー・ヒューの死体をエダードが検分する。
不運にもヒューは、馬上槍試合でマウンテンと当たったが、その対戦は、くじにより決められたという。

いわゆるサイコパス。サー・グレガー

エダードはそれもジョン・アリンの死の真相の口封じのため、誰か(たぶんサーセイと推測)の意図が働いていたのではないかと考えている。

別の天幕の中で、ロバート王はランセル・ラニスターに鎧を着けるよう命令し、馬上槍試合に自分も出ようとするが、エダードは王となったロバートともはや誰も本気で試合はしないと諫める。
 ロバートは常に酒を飲み、かつての鎧が入らないほど肥満している。

幕外では馬上槍試合が続き、マウンテンと、花の騎士ことロラス・タイレル(タイレル家の跡継ぎ)がやりあう。サンサはロラスの身を案じる。
リトルフィンガーとレンリーは試合の結果をめぐって賭けをする。掛け金はドラゴン金貨100枚。たぶんすごい価格。

これは、リトルフィンガーがよく誰かと掛けをするということを周囲に印象付けるための彼の策かもしれない。(既にブラン暗殺に用いられたヴァリリア鋼の短剣をティリオンに賭けで取られたと嘘をついている。)
 もしくはレンリーとロラスが男色関係にあることを知っているようであったから、レンリーは必ずロラスに賭けると思っていたのかもしれない。
もしくは印象と金の両方か。

結果はリトルフィンガーと周囲の予想に反して、ロラスが勝利する。リトルフィンガーはサンサに対して、ロラスは発情期の牝馬を使い、マウンテンの馬を常のパフォーマンスが出ない状態にしたといい、サンサの不興を買うw 

その情報いらんだろ。・・・と思ったが、ロラスの雄姿に目が♡になっちゃってるサンサへの嫉妬かもね!!

しかし、競技場では思いもよらぬことが起こる。
ロラスの策に気づいたのか、単なる腹立ちまぎれか、マウンテンは巨大な剣を持ってこさせ、自分が乗っていた黒い巨大な馬の首を一刀のもとに切り落とす。

返す刀で、あろうことか勝者であるロラスに襲い掛かったのである。
ロラスは刀を騎上で受けたが、その衝撃で落馬。

そこへ、マウンテンが容赦なく巨剣を振り下ろす。

あわれ、イケメン騎士、ロラス・タイレルはわずか10分ほどの登場か・・・


と思いきや。

ロラスの窮地を救ったのは、マウンテンの弟であるハウンドであった。
いわくつきの兄弟、マウンテンとハウンドは互いの剣を激しくぶつけ合い、命がけの兄弟げんかを公衆の面前で繰り広げる。




幾合か剣戟を重ねたのち、ロバート王が怒号を発し醜態に幕引きを図ろうとする。
ハウンドはいち早く王の命令に従い、ひざまずくがマウンテンはそれでもすぐにはやめようとしなかった。マウンテンは本気で弟を殺しにかかってたぽいから、この一連の様子は彼のサイコパスっぷりがよくわかるところである。



サーセイといいジョフリーといい、ラニスターは何人モンスターを飼ってるんだよ・・・

エダードはヴァリスの訪問を受ける。ヴァリスは王にもジョン・アリンと同じ運命(暗殺)が待っていると警告する。ジョン・アリンはジョフリーの出自について嗅ぎまわり始めたため、ライスの涙(希少で高価。透明で痕跡も残らない)で毒殺されたというのだ。


その裏で彼はターガリエン家の復権のためペントスの商人、イリリオ(ヴィセーリスやデナーリスのパトロンとなり、ドロゴとの婚約を仕切った人物)とつながっており、その場に修業中のアリアが居合わせ、二人の会話を盗み聞きする。

彼らの会話によると、前の手のようにすぐ死んでくれるといいが・・・というセリフがあるので、彼らがジョン・アリンの死を仕組んだようにも聞こえる。
エピソードが進むと、ジョン・アリンの死にはリトルフィンガーがライサ・アリン(ジョン・アリンの嫁さん)を唆して毒殺したことが判明するが、リトルフィンガーとヴァリスは、この会見の後お互いに鋭く牽制しあう。

このことから互いの動きは知らなかったということだろう。

アリアは、修業後どろどろの姿で城に帰ろうとするが、門番に止められる。

ちなみにこのアリアが門番に止められる姿は作中に何回も出てくるw

ナイツウォッチのヨーレンがキングズランディングに到着し、キャトリンがティリオンをブラン暗殺未遂の犯人として人質にとったことを報告し、エダードは絶句する。

デナーリスがドロゴの子を身ごもったことに対する処置を協議するべく小評議会が開かれる。席上、ロバートは彼らの暗殺を決めようとする。
エダードは、王の手として彼女らが子供であることから不名誉な殺害はやめるよう諫言するが、王は暗殺を命じる。
 エダードは命令に従うことを拒否し、その場で王の手を辞任する・・・。
ロバートは酔っ払いでいいかげんな王であるが、いずれデナーリスが七王国に侵攻してくると考えている、この点に関しては先見の明があったといえる。
 そして、エダード。ああ、愚かな男よ。ここで名誉にこだわりさえしなければ、あなたの子供たちや妻は、これから起きる惨い仕打ちを受けずに済んだのに・・・。もし、エダードに彼の子供たちの結末を教えたとしたら、彼はデナーリス暗殺を承認するだろうか。


これによって、少なくともエダードの命運は尽きたと言える。


ロバートとサーセイは二人きりで話をする。
サーセイはリアナ・スタークのことを尋ねるが、ロバートは彼女を失ってから長い月日が経ち、もはや顔も思い出せないという。

話をエダードに戻す。

王、そしてラニスター家を敵に回した今、彼とアリア、サンサにとってはキングズランディングにいること自体が最大級の危険なのだ。一刻もはやく北部に戻ったほうがいいのだが、それを引き留めるようにリトルフィンガーがやってきて、ロバート王の落とし子が、もう一人いることを告げる。

その子にあったあと、エダードは激高したジェイミー・ラニスターに包囲される。

激おこだよ!!


ジェイミーの目的は、弟、ティリオンの報復だ。エダードは追従していた家臣を皆殺しにされ、自身も足を貫かれて(背後から)負傷する。

「弟を返せ。わかったな。」


そう言い残してジェイミーは走り去る。
彼が、辞任したとはいえ王の手を襲撃するような危険を冒したのは、それだけ弟であるティリオンの身を深く案じていたためだ。


ロラスはゲイ関係にあるレンリーにロバート王の代わりに王になるよう言う。
まあ、ここはどうでもいいかw


・ウェスタロスからアイリーへの途中で


キャトリンは宿屋でティリオンをブラン暗殺未遂の犯人として捕縛する。(ちなみに冤罪w)
キャトリンとティリオンが口論しているところを蛮族が襲撃する。
キャトリンはやむを得ず、ティリオンの手を縛っていた縄を切る。
ティリオンは馬を奪って逃げ出そうと隙を窺うが、キャトリンが蛮族に襲われそうになったところをティリオンが盾で救う。
宿屋からなぜか一行についてきているブロンはやっぱり強い。

てゆうか、なんでヴェイルにむかってるんだろう・・・

繰り返し見ても理由がわからん・・・

なんやかんやでアイリー城に到着。

えー。ちなみにこのアイリー城に住む、ヴェイルの守護者であるライサと息子のロビンであるが、完全にいっちゃってる。
ロビンはどう見ても6~7歳であるが、まだライサの乳を吸っている。
ライサはライサで完全に甘やかしているので、このロビンとやらはスポイルされている。

もはや、今後も統治者としては役に立つまい。

子供の将来をつぶす最高の方法はその欲望を全て受け入れ、スポイルすることだから。(銀河英雄伝説で幼い皇帝に対してラインハルトが採った策でもある)

 


ロビンはティリオンの処刑を母であるライサにせがむが、流石にキャトリンが止める。

キャトリン、あんた、ほんとに何しに連れて来たのさ・・・

キャトリン・スタークの行動は感情的で政治的なセンスはほとんど感じられない。このティリオン捕縛事件もロクに調べもせず、戦争の引き金にもなりかねない行為をサクッとやっちゃうのだから始末に負えない。

哀れ、ティリオンはアイリー城の高みにある壁のない牢獄へ放り込まれる。

ウェスタロスにて



ウェスタロスではブランが七王国の諸名家のモットーや紋章についてメイスターから勉強している。シオンは娼婦:ロスを城内に招くが、ティリオンとは対照的に偉そうに接する。
シオンは、大体の場合において自らより立場の弱いものに強くあたる。おそらく、これはグレイジョイの世継ぎの身分でありながら、スタークのもとで人質として扱われていることのフラストレーションがたまっているからかもしれないね。このシーンはHBOや作者であるマーティン氏が大切にしているセックスシーンであるが、家族とGOT見てる人は気まずくなるかもね!!

なにせ唐突にはじまるからw


※画像はゲームオブスローンズ S!E5 から





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